V大豆の雑記帳V

草食男子でもなく肉食女子でもない雑食人間が中年アイドルにハマった結果の日々の記録

プラッド柄よ永遠に2016~後編/東海地方の劇場事情に思うこと~

さて、公演内容は前編で書いたので後編は内容以外のところでの感想。

主に東海地方の公演会場についての愚痴と陳情(笑)

 

今回はぴあ先行抽選で第1希望の昼公演S席でチケットが取れたけど、

愛知公演は一般発売後も数日間は販売してたので

少なくともMurderforTwoほどの激戦ではなかった模様。

地方で昼夜の2回公演だったし会場が名古屋じゃなくて刈谷市だからかな?

……と、考えてたのはどうやら甘かった様子。

今回の公演会場は公演回数に違いはあれど、

・プレビュー公演(埼玉公演)→780席

東京グローブ座→700席

・横浜KAAT→1200席

・大阪サンケイブリーゼ→900席

そんな中、刈谷のアイリスホールは2階席含めて約1500席。

 

あぁ、そういうことだったんですね、と後日理解。

東京公演を4公演分っすね!それを愛知は1日2公演でギュッと詰め込んだ、と。

 

……あのね、元東海地方民だからこそ思うんですけどね、

ちょうどいいキャパシティ、ちょうどいい交通アクセス、誇れる音響施設、

且つ、全国的に知名度そこそこの舞台会場

ってのが無さ過ぎませんか?名古屋も愛知も東海地方も。

東宝ミュージカル等々、いわゆる“格式高い”系の舞台や公演で使われる

名古屋の中日劇場は2階席含めて約2300席。

オフブロードウェイミュージカルには大きすぎる。

その上、2013年の初演で使われた名鉄ホール(客席数960)は昨年営業終了。

(ちなみに名古屋3大劇場といわれていた↑以外の残り1か所の

 名古屋御園座は現在建て替え中で2017年オープン。

完成後は中日劇場がビル建て替えに伴い廃止されて御園座と統合予定。

オープン後の座席数は不明だけどおそらく2000前後と思われる。)

最終的には・・・・・・いやいやいや、劇場減ってますやんかぁ!(思わず関西弁)

 

「え?けど新名古屋ミュージカル劇場ってのがもうすぐ出来るらしいじゃん?」

……あぁ、うん、よく見てください。劇団四季専用劇場ですからっ。

 

別に劇場が極端に少ないわけじゃないんですよ?ホールはたくさんあるんですよ?

愛知県芸術劇場なんて立派だし内装もすごいし立ち入るだけでスペシャルな建物、

名古屋市公会堂とか名古屋市民会館(現日本特殊陶業市民会館)も有名だよね!

……けど、全部大きい。

 

名古屋じゃなく愛知県とか東海地方という括りで見てみようか。

今回のアイリスホールだってさすが刈谷市

大手企業の本社が数社揃い踏みだけあって

設備も新しく音響も良くて交通アクセスも抜群!

そして座席数は1500席!

……って、若者向けの舞台やミュージカルにはちょい大きい。

そして豊田市の参号館コンサートホール、さすが豊田市

世界的大企業のお膝元で能楽堂にもなるしパイプオルガンがとっても印象的!

しかも座席は1000席、おっ!ちょうどいいぞ!

……って、交通アクセスが第3セクターか単線の私鉄の駅で車輛は最大4両編成てw

県外の人間はもちろん、愛知県民ですら電車をためらう立地の悪さよ……

ちなみに日韓サッカーW杯で豊田スタジアムが会場から外された理由もこれ。

 あれからちっとも改善されてないじゃん。

どうしたTOYOTA?!カイゼントヨタお家芸じゃないんですか?

と、地方行政を一企業に押し付けてはいけないのは分かってますよスミマセン。

もちろん、他の市や岐阜にも三重にもそれぞれホールはあるけれど

どれもこれも町の文化会館、市民会館という知名度。だと思う。

そして今回の刈谷を超える分かりやすい交通アクセス抜群の会場が無い。

 

舞台やミュージカル公演の“名古屋飛ばし”の理由はこれもあると思うんだ。

素人だから見当違いかもしれないけどさ。

 [元]東海地方民がこんなこと書くのもおこがましいんですがね、

若者向けの舞台やミュージカルの文化事情にも

そろそろ目を向けて頂けませんか東海地方の偉い人たち。

 

そんなわけでFPの愛知公演再々演を願いつつ前後編終了。

次のミュージカルはカゴメ劇場2016かな。